ここでは、「十人十色ゲーム」の進め方を説明します。説明は、Step1~Step4の4パートに分かれています。
3.【ゲームの実施】:40分程度
1)以下の1.~9.の手順に従い、ゲームの第1ラウンドを実施します。
- 各チームは「対象者(他のメンバーが〈好み〉を予想する対象者)」を決め、
「対象者」は教室の外で待機します。 - ファシリテーターは、「問題シート」の中から1枚を選びます。
*特に、第一ラウンドで使う問題シートに決まりはありませんが、最初は「当てやすそう」な問題が いいように思います。 - ファシリテーターは、教室の外にいる対象者(一人づつ)にシートを渡し、
以下の例を参考に指示を出します。
「選択肢の中から〈自分の好み〉を1つ選び、その選択肢を◯で囲んでください。 - 教室の中の各チームにも、同じシートを渡します。
- 全チームにシートが渡ったら、ファシリテーターは以下の例を参考に指示を出します。 「まず、メンバー一人一人が、選択肢の中から「自分の好み」を表明し、何人がどの選択肢を選んだかを記録してください。
- 1分後、ファシリテーターは全チームが結論を出したことを確認した上で、
以下の指示を出してください。
*経験上、「1分」で終了しないことが多くあります。その場合でも、全チームが結論を出してから、次のステップに進むようにしてください。
「さあ時間です。これ以降は予想を変更できませんので、筆記用具を置いてください。」
- 教室の外にいる対象者は、「自分の選択が見えないようにしながら」、教室に入ります。
- ファシリテータは、1チームづつ、「答え合わせ」を進めます。
まず、「チームの予想を発表」し、続いて「対象者の選択」を公表します。 - 全チームの「答え合わせ」が終了したら、それぞれの得点をホワイトボードに記録します。
なお、選択する際には、〈今、実際に食べる(注文する)としたら、何にするか?〉と考えてください。」
続いて、その結果を参考にしつつ、教室の外にいる対象者の「好み」を全員で予想し、選択肢の中の1つを◯で囲んでください。
以上の作業を1分以内で行ってください。」
2)第1ラウンドと同様に、1.~9.の手順に従い、
第2ラウンド以降を実施していきます。
- 各ラウンドで使用する「問題シート」は、チーム全体の「正答率」を見ながら、「当たりやすそうな問題」と「当たりづらそうな問題」を適宜選んでいくことをお勧めします。
- 基本的には、全メンバーが1回づつ「対象者」の役割につくまで、ラウンドをくり返します。ただし、チームの人数が異なる場合や、時間がない場合には、各状況に合わせて、実施するラウンドを調整します。
- 各チームの得点バランスやゲーム性を考えて、「正解した場合には、2点とする」といったラウンドを設定することも可能です。
- 予定したラウンドを終了したら、各チームの得点を確認し、優勝チームを決めます。