ここでは、「十人十色ゲーム」の進め方を説明します。説明は、Step1?Step4の4パートに分かれています。
Step1 ウォーミングアップ(15分程度)
ゲーム開始前に、以下の1)2)3)を行ってください。
1)参加者を5名程度(3~7名)のグループに分けます。
- 各チームで得点を競い合いますので、できる限り3グループ以上になるように、1グループの人数を調整してください。(2グループでもゲームの進行には問題ありません。)
- グループ分けの方法としては、「見知らぬ者同士のグループ」、「すでに知り合いのグループ」のどちらでも構いません。経験上、「すでに知り合いのグループ」でも高得点を挙げるとは限りませんので、抽選等でグループ分けし、「見知らぬ者同士のグループ」と「すでに知り合いのグループ」が混在しても結果にそれほど影響はないと思います。
- 各グループの人数は同じであることが望ましいですが、1名程度の人数の差なら問題ありません。
2)グループごとに、チーム名を決めます。
但し、チーム名は「食べ物にちなんだ名称」に限定します。
- ゲームをすぐに開始しても問題ありませんが、グループ内で会話の機会を設けるために、「チーム名を決める」という作業を入れることをお勧めします。
- グループワークに慣れていない参加者の場合、「チーム名を自由に決めてください」といっても、誰も話し合いの口火を切らないことも多いので、その手助けのために「食べ物にちなんだ名称に限定」という条件をつけたほうがいいでしょう。また、この条件は、「このゲームが食べ物にちなんだゲームである」ということの導入にもなります。
- グループでの話し合いがスムーズに始まらない場合には、「自分の好きな食べ物と嫌いな食べ物を3つ挙げて、自己紹介してください」という作業を入れてもいいでしょう。さらに、チーム名についても、「チームメンバーが挙げた好きな食べ物(嫌いな食べ物)の中から、チーム名を決めてください」という指示も有効です。
3)決まったチーム名を、チーム・リーダーが全員の前で発表します。
- チーム名が決まった頃を見計らい、「チーム名を発表してもらいますので、リーダーを決めてください」という指示をだしてください。
- 最初に「リーダーを決めてください」と指示しても、グループの雰囲気が和むまでは、話し合いがうまく進まないことが多いようです。特に、グループワークに慣れていない参加者は「リーダーをやりたくない」と考えがちです。そこで、「チーム名の発表とリーダー決定」の指示は、チーム名が決まった後にだすようにしてください。
- 発表の最中、ファシリテーターは「発表されたチーム名に対する印象」をコメントする、「チーム名に関する簡単な質問」をする、更には、参加者全員に対して、「◯◯(チーム名)という食べ物は好きですか(嫌いですか)?」と質問する等、話しやすい雰囲気を作り出すよう、心がけてください。